こちら、高知県の名物ご当地寿司で、
つわずし・つわ寿司
のご紹介を。
つわずしとは、高知県のご当地寿司で、
つわぶきの葉を敷いた大きな箱に寿司を重ねて入れて作るお寿司です。
この寿司を作る箱は、おしぬきという縁起物で、厄が抜けたとされる縁起物の箱で、
このつわずし自体が祝いの席で出されるご当地寿司だそうです。
昔寿司を巻く海苔や卵がなかなか手に入らないために、つわの葉が重宝されたとのこと。
つわずしの魅力
つわずしは、高知県南部、特に足摺岬周辺で古くから作られてきた伝統的な押し寿司です。その魅力は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
1. つわぶきの葉の風味と食感
つわぶきの葉の香りが酢飯に上品な風味を添え、独特の苦味が食欲をそそります。また、つわぶきの葉が酢飯を包み込むことで、しっとりとした食感と一体感が生まれます。
2. 歴史と伝統
江戸時代から作られてきた歴史ある郷土料理であり、地域の食文化を象徴する存在です。大きな押し型から寿司を取り出す際に「厄が抜けた」と言われたことから、お祝い事や厄除けに食べられてきました。
3. シンプルながらも奥深い味わい
サバやハガツオなどの魚を酢でしめた酢飯に、つわぶきの葉を敷き詰めて重石をかけるシンプルな料理ですが、素材の味を最大限に引き出した奥深い味わいが魅力です。
つわずしをさらに楽しむために
旬の魚との組み合わせ: 旬の魚を使うことで、より一層風味豊かなつわずしを楽しむことができます。
地元の食材とのマリアージュ: 地元の醤油や酢を使うことで、より地域の味を感じることができます。
日本酒とのペアリング: つわずしの風味は、日本酒との相性が抜群です。特に、冷酒や吟醸酒との組み合わせがおすすめです。
つわずしに関する豆知識
つわぶきの葉: つわぶきは、キク科の多年草で、独特の苦味と香りが特徴です。つわ寿司以外にも、天ぷらや炒め物など、様々な料理に使われます。
押し型: つわずしを作るために使われる押し型は、地域によって形や大きさが異なります。
縁起物: つわ寿司は、厄除けや長寿を願う縁起物として、お祝い事の席に欠かせない存在でした。
つわずしは、歴史と伝統に裏打ちされた、シンプルながらも奥深い味わいが魅力の郷土料理です。高知県を訪れた際には、ぜひ一度味わってみてください。
こうちゃん
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