2019年9月26日木曜日

岡山の名前のおもしろいご当地寿司のどどめせ

こんばんは、こうちゃんです。

こちら、岡山県の名物ご当地寿司で、ちょっと名前のおもしろい

どどめせ

です。
どどめせとは、岡山ばら寿司の元祖と言われ、炊き込みご飯に酢を混ぜた炊き込みずしになります。


起源は、日本でまだ酢が作られる前の鎌倉時代末期までさかのぼるといわれている。当時、町内に「備前福岡の市」の渡しがあり、高瀬舟の船頭の炊き込みご飯弁当にある日、偶然、酸っぱくなったどぶろくがかかったものを食べたところ、これがたいそううまかった。そして、「どぶろくめし」が「どどめせ」となまって後世に伝えられ、「備前ばらずし」に発展したともいわれている。
(参照:どどめせ:中国四国農政局

まあ、お酒をぶっかける炊き込みご飯、とは、もうお寿司ではない気もしますが、
この酢をかけてお寿司にする炊き込みご飯、というのはおいしそうですよね。

使う具材は、五目ちらしに使うような、ごぼうやにんじん、しいたけ、かんぴょう、錦糸卵、タケノコ、鶏肉など。
寿司とはしていますが、生の魚介はほぼ入りません。

好みだったり、お店のレシピにより、えびや焼き穴子が入ることもあります。
具だくさんで、豪勢な炊き込みごはんな感じです。

岡山県は瀬戸内市長船町の伝統的なお寿司ですので、お近くにお越しの際は、ぜひ召し上がってみてください。


こうちゃん

2019年9月19日木曜日

鱒寿司と並ぶ富山名産のぶりのすし

こんばんは、こうちゃんです。

以前の記事にて、ご紹介しました、富山県名産で、全国でも有名・人気の鱒寿司ですが、
実は富山県にはもうひとつ鱒寿司と並んで豪華でおいしい人気のご当地寿司がありまして、
こちらは知名度は鱒寿司に比べ少々劣るため、知らない方も多いのですが、

ぶりのすし

です。
こちら、鱒寿司の知名度ほど知られていないのでまだ新しいのかと思いきや、実は昭和30年頃には駅弁として登場してきていて、
元は、富山県をはじめとする北陸地方の名産で、水揚げされます、寒ブリを使った名物として生み出されました。

基本的な作り方などは鱒寿司にも似ていまして、たいていは丸い器に笹を敷いて、その上にごはん(酢飯)を盛って、ブリ(できるだけ現地名産の寒ぶり)の切り身やカブ、ニンジンなどを乗せて、また笹で覆って押し寿司にしたものです。
特徴としては酢飯にショウガも混ぜて香りを高めていたり、鱒寿司は薄く延ばしたサクラマスの身のみで作るのがほとんどなのに対して、こちらは、ブリの切り身やお野菜を混ぜていて、それらの旨味の融合も楽しめます。
まだまだ全国的には有名でないため、実際他地方で作られることはほとんどありませんが、
そのうまさは絶品ですので、もしも北陸地方に遊びに行く際などは、主要駅の駅弁屋さんやおみやげ物屋さんなどでぜひ買ってみてください。

なお、他地方で買いたい場合の、通販もしている有名なお店などでは、

https://www.e-suzuya.co.jp/product/burisushi/
http://www.minamoto.co.jp/catalog/41

これらのお店などがあります。
あとは、常設では珍しいですが、デパートの全国物産展や、富山県フェアなどが開催されている場所を狙ってみてもよいかと思われます。

こうちゃん

2019年9月9日月曜日

飯寿司(いずし)

こんばんは、こうちゃんです。

今回は北海道名物の飯寿司(いずし)のご紹介です。


飯寿司、飯鮨(いずし)は、乳酸発酵させて作るなれずしの一種。
北海道から北陸にかけて多くある「なれずし」の名称であるが、野菜を入れる事が特徴でもあり、かぶら寿司も存在する 北陸以北の日本海側と北海道の寒い地域に集中した分布圏がみられる。

使用される魚は、ハタハタ、鮭、ニシン、サンマ、ホッケ、キンキ、カレイなどが多い
野菜には、キャベツ、大根、ニンジン、ショウガ、きゅうり、タマネギ、サンショウなどが使われる。

熟成以前に腐敗してしまってはいけないので、まあ、漬け込む場所といい、やはり涼しい北の方の味覚ですね。北海道には向いているのでしょうね。
他の地方でも、もちろんなれずしの類は多々あり、ご当地寿司、郷土寿司として定番ですが、特に北海道では、鮭、ニシン、ホッケなどがよく獲れ使用される割合が高く、北海道ならではの味を作っています。
家庭で作られることが多く、なかなかお店などでは見かけませんが、食べられる機会があればぜひ堪能してみると味わい深くていい体験になるかと思います。

こうちゃん

2019年9月2日月曜日

お野菜たっぷりヘルシーあんこ寿司

こんばんは、こうちゃんです。

こちら、山口県のご当地寿司で、魚介を使わず、
野菜たっぷりのヘルシーなお寿司、

あんこ寿司

です。
山口県玖珂郡北部に江戸時代から伝わる郷土料理で、今でもお祝いの席やお祭りで作られる押し寿司です。
ごはんの中心に野菜をあんとして詰めて作るのが特徴的で、
すし飯の中に、切り干しだいこん、ごぼう、にんじん、しいたけ、油揚げを味付けして入れて、押し寿司にします。
あんこと言っても、小豆で作る豆あんが入っているわけではありません(おはぎ等のようなものではありません)。

ごはんが貴重だった時代に、野菜でかさ増しを図って作られたお寿司と言われています。

なかなか他地方では見られない素朴な郷土寿司ですね。

こうちゃん