秋田県北部の郷土料理であり、めでたい時などに作る、
赤すし(赤寿司、赤ずしとも)
秋田県のお盆に欠かせない「赤すし」は、ご飯(もち米)に寿司酢をまぜ、塩漬けの赤しそや漬物(きゅうりの古漬けなど)を混ぜ、重しをして数日発酵させてつくるものです。
発酵させず、もち米で作った酢飯に赤しそを混ぜて、すぐ食べるという、即効型の赤すしもあるそうです。
作り方・食べ方としては、
炊いたもち米を桶に薄く敷き、その上に胡瓜または白瓜の古漬、塩もみした赤紫蘇を加え、笹の葉をかぶせて漬け込む。数日から一週間ほどで、ほどよく発酵し食べごろになる。
梅酢に漬けた赤紫蘇を混ぜる場合もあり、この方法ならば、漬けてすぐに食べることができる。
精霊棚や墓に蓮の葉にのせて供え、客にもふるまう。
ときに砂糖や醤油をかけて食べ、酒の肴にもなり、味の濃いものは御飯の上にのせて茶漬けにする場合もあるという。
原材料は、地元産のもち米・赤しそ・塩・砂糖のみ。
すしと言いつつ、魚介は一切入っていませんで、漬物と紫蘇での熟れ寿司のようなものです。
県民ショーなどでも紹介されていまして、家庭で作れる味わい深い郷土寿司ですので、ぜひご家庭でもどうぞ。
こうちゃん