2026年8月30日日曜日

土佐の名物きびなごのほうかぶり寿司

本日ご紹介するのはこちら、

きびなごのほうかぶり寿司

です。

また、別名で、

きびなごのほおかぶり

とも呼ばれているご当地寿司になります。



土佐名物、きびなごのほうかぶり寿司とは、
高知県で一年を通じて漁獲される、体長10センチほどの小型魚のきびなごを手開きでさばいて、おからをくるんで作るほうかぶり寿司です。
高知県宿毛市周辺の郷土料理となっています。

特徴と由来見た目

丸く握ったおからを、開いたキビナゴで頭から覆うように包んでおり、酢で締めたきびなごでおから寿司をくるんだ様子が、手ぬぐいをかぶった(ほおかぶりをした)人に似ていることから名付けられました。 

食材の工夫

昔は貴重だったお米の代わりに、豆腐作りの副産物である「おから」を使用しています。  

味わい

生姜を効かせて甘辛く炒り煮にしたおからと、さっぱりとした酢じめのキビナゴが組み合わさり、口に入れるとほろほろとほどける優しい食感が特徴です。

旬の時期

キビナゴの産卵期にあたる4月から6月頃が最も脂がのって美味しいとされています。 


おからを使っていて、酢飯を使わず、厳密にはお寿司?なのかあやしいところもあるかもしれませんが、地元で伝わる伝統の郷土寿司です。




土佐(高知県)の「ほうかぶり寿司」は、きびなごを使った郷土寿司の一つで、素朴ながら土地の食文化が凝縮された魅力があります。

1. きびなごの繊細な旨味

きびなごは身が柔らかく、上品な甘みと旨味があります。酢で締めることで臭みが消え、さっぱりとした味わいになります。

2. 美しい見た目

銀色に輝くきびなごの皮が酢飯を包み込むため、見た目がとても美しく、祝い事や来客時のおもてなし料理としても親しまれてきました。

3. 土佐の保存食文化を感じられる

高知の沿岸部では、新鮮な魚を酢で締めて保存性を高める知恵が発達しました。ほうかぶり寿司は、その歴史や暮らしの知恵を今に伝える郷土料理です。

4. さっぱりとした食べやすさ

握り寿司よりも酢の風味がしっかり感じられ、暑い季節でも食べやすいのが特徴です。きびなごの旨味と酢飯の酸味のバランスが絶妙です。

5. 高知の酒との相性

高知は酒どころとしても知られています。特に土佐酒との相性が良く、魚の旨味と発酵由来の風味が互いを引き立てます。

食べる際の楽しみ方
まずはそのままで魚の風味を味わう
少量の醤油で旨味を引き立てる
日本酒と合わせて郷土の味を堪能する

ほうかぶり寿司は派手さはありませんが、きびなごの新鮮な旨味、酢締めの技術、そして土佐の歴史や暮らしを感じられる点が最大の魅力です。郷土寿司好きなら一度は味わってみたい一品といえるでしょう。

あまり地元(高知県は宿毛市周辺)以外では作られない上に、あまり高知料理のお店などでも出されることがありませんので、そうそう食す機会も無いとは思いますが、もしも高知県の方に足を運ぶ機会でもあればと。

2026年8月5日水曜日

埼玉県行田市近辺で人気のおもしろおいしい揚げ物のゼリーフライ

今回ご紹介するのは、こちら

埼玉県は行田市の人気ご当地揚げ物のひとつで、素朴な具無しフライのような珍しい食べ物

ゼリーフライ

です。



wikipediaによると、

ゼリーフライは、埼玉県行田市で作られている食品の商品名であり、おからを主としたものをパン粉などの衣を使わずに素揚げしたコロッケの一種である。
行田付近地域限定の食べ物であり、広範囲に普及はしていない。
近年は自治体がB級グルメとしてその存在をPRしている。

おからと茹でたジャガイモをベースに、ニンジンやネギなどの野菜を加え、コロッケのようにまとめて素揚げして作る。店によっておからとジャガイモの比率が異なり、またつなぎとして鶏卵を加える場合もある。

いわゆる「おからコロッケ」の一種で、軽食としてソースをつけて食べられることが多い。ご当地グルメとして、行田市内各所においてスタンドやカウンター形式で販売されている。

ゼリーフライの由来は、かつて行田市持田に存在した「一福茶屋」の主人が、日露戦争で中国東北部に従軍した際、現地で食べられていた野菜まんじゅうを基にアレンジしたものと言われ、店売りされた詳細な年代は不明なものの、明治後期には既に確認されている。

名称の「ゼリー」はゼラチンで固めた菓子の「ゼリー」ではなく、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したとされている。ただし「フライ」については行田周辺の産物が布であったことから「布来(ふらい)」に由来するとの説もあり、定かではない。


とのことです。

肉は使っていませんが、おからやジャガイモのおかげで食べ応えのあるお惣菜となっていて、
地域では人気のB級グルメとなっています。




ゼリーフライの主な魅力は


名前のギャップと意外性:

「ゼリーフライ」という名前から、多くの方がお菓子のゼリーを想像するでしょう。しかし、実際はおからとジャガイモを混ぜて揚げた、衣のないコロッケのようなものです。このギャップがまず人々の興味を引きつけ、一度食べたら忘れられない体験を提供します。名前の由来は、小判の形から「銭フライ」と呼ばれ、それが「ゼリーフライ」に変化したという説が有力です。


ヘルシーで栄養満点:

主原料であるおからには、食物繊維が豊富に含まれています。また、ジャガイモも使われているため、腹持ちが良く、おやつとしても食事の一品としても優秀です。油で揚げていますが、衣がないため一般的なコロッケに比べてさっぱりと食べられ、健康志向の方にも嬉しいポイントです。


独特の食感と素朴な味わい:

外は香ばしく、中はしっとりとしてもちもちとした食感が特徴です。おからが驚くほどなめらかな舌触りを作り出し、ジャガイモのほくほく感と相まって、独特の食べ応えがあります。味付けは主に甘辛いソースで、これが素朴なゼリーフライの風味を一層引き立てます。お店によっては、ソースの味や具材の配合が異なり、食べ比べも楽しめます。


手軽さと経済性:

1個あたり100円前後と非常にリーズナブルな価格で提供されており、気軽に食べられるのが魅力です。小腹が空いた時のおやつや、もう一品欲しい時のサイドメニューとしても最適です。


地域に根ざしたソウルフード:

日露戦争時に中国から伝わった「野菜まんじゅう」がルーツとされ、明治後期には行田市で働く足袋工場の女工さんたちのおやつとして親しまれていました。長年、市民の生活に寄り添ってきた「行田のソウルフード」として、地元の人々に深く愛されています。


様々な食べ方:

そのまま食べるのはもちろん、パンに挟んでゼリーフライバーガーのようにしたり、ラーメンの付け合わせとして食べたりと、様々な楽しみ方があります。

ゼリーフライは、シンプルながらも行田の歴史と人々の暮らしが詰まった、心温まるB級グルメと言えるでしょう。行田市を訪れた際には、ぜひ揚げたてのゼリーフライを味わってみてください。


かなり地域限定の品ですので、お近くに足を運ぶ機会があれば、お惣菜屋さん、揚げ物屋さん、一部スーパーなどで入手できますので、ぜひ召し上がってみてください。



松前漬けと松前マグロキムチ

こちら、北の大地北海道発祥の人気お漬物、

松前漬け

のご紹介です。



松前漬けとは、北海道の伝統的な保存食であり、郷土料理の一つです。

その特徴と作り方を以下にまとめます。

材料
乾燥スルメイカ
昆布
数の子
醤油
みりん
砂糖

風味と食感
スルメイカと昆布の旨味が凝縮され、数の子の歯ごたえがアクセントになります。
醤油ベースの甘辛い味付けが特徴です。

作り方
甘めの醤油または、醤油・みりんの調味液に漬けこむとも説明される。
プレカット商品として松前漬けセット(細切りするめ+細切り昆布)もいまでは販売されているので、手軽に作れるようになっているが、原材料からならば、以下のような家庭用レシピが公開されている。

・数の子は前の晩から稀塩水につけておく
・スルメと昆布は乾燥した状態のままで表面を濡れ布巾(酒をふくませたキッチンペーパー)で拭いて埃を拭い取り、調理ばさみで細切り。数の子は小さくちぎる。ニンジンは千切り。
・スルメは少しふやかし、刻んで下ごしらえした材料を、酒・醤油・みりん・を煮立ててから冷ました調味汁に漬け、混ぜ合わせる。
・冷蔵庫に保存、日に何度か混ぜ合わせ、三日ほどで食べられる。
・ニンジンを合える調合は全般的でないが、上述以外にも、一部の辞書・辞典ではニンジンやダイコンが材料に上がっている。また鯛(の刺身)も一緒に漬けるという辞典もある。

スルメと昆布の旨味が程よく引き出され、昆布のぬめりがアクセントで健康にもいいとされる。本来はマコンブ使用だが、上述レシピでは近年トレンドなガゴメコンブを混用しぬめり増しを推奨する。スルメと数の子の歯ごたえが心地よい食感を織りなす珍味である。酒の肴にも飯の供としても良く合う。

地域性と文化
松前漬けは、北海道の寒冷な気候を利用して作られる保存食であり、特に冬季に家庭で作られることが多いです。地域や家庭によってレシピには多少の違いがありますが、基本的な材料と製法は共通しています。
松前漬けは、その独特の風味と食感、そして保存性の高さが魅力で、北海道の食文化を象徴する一品です。


海産物の旨味たっぷりの漬物で、今では全国的に取り扱われ、人気のお漬物のひとつですね。
家庭用ですと、最近では高級になってしまった数の子はあまり使われず、
スルメと昆布、場合によってはにんじんなど、で割と安めの材料費で作れるようにしたものが人気で、
逆に、外食で食べられるものや、贈答品となると、
ぐっと高級になり、数の子をたっぷり入れたり、
北海道名産で人気の海鮮の、イクラやほたてを入れたりする場合もあります。

どちらもほどよい旨味の融合が楽しめる素敵な漬物になっています。

なお、その発祥なども少々。

松前漬け(まつまえづけ)は、北海道の郷土料理。数の子、スルメ、昆布を醤油で漬けこんだ保存食である。
「松前」の名前のとおり、松前藩(現在の北海道松前郡松前町周辺)の郷土料理が発祥である。

成立については史料に乏しく、様々な起源伝承がある。
政府の旧・通産省所管通産企画調査会(1987年)の特産品に関する書籍によれば、松前漬は、松前藩が蝦夷地を統治した時代、移入してきた和人のあいだに定着した漬物類であり、スルメや昆布の生産地であるところに、おのずと作られるようになった保存食である。時期は北前船から醤油などが供給されるようになった、おそらく寛政年間頃(1789?1801年)だろうとされる。

あるいは、1807年に松前藩が梁川藩(陸奥国伊達郡。現在の福島県伊達市)に国替えになった際に、家臣が当地の郷土料理であるいかにんじん(細切りにしたスルメとニンジンを醤油漬けにした保存食)を知り、1821年に再度蝦夷地に国替えになった後に特産の昆布など加えたのが松前漬けの起源ともいう。
もっとも江戸時代から「松前漬け」と称されてはおらず、当時は「こぶいか」「いかの醤油漬」などの名称で通用した。「松前漬」の名称は昭和期の発案で、また、当初はスルメと昆布の漬けだったものが、調査、昭和4(1929年)頃に数の子入りのものが登場し出したという。

同じく通産企画調査会が発行した、これ以前の書籍では"蝦夷・松前藩の内外不出の珍味として歴代藩主が愛好してきた"という説明がされていた。
一方で、「元祖」を名乗る函館山形屋によれば、"元来は塩漬けの一夜漬けとして道南地方の各家庭で作られていた"ものを醤油漬けに変え、当社の社長(初代・海藤政雄)が昭和13年(1938年)に商品化したのがはじまりだとしている。これを契機に、松前漬の知名度も全国的に普及した。

1950年代も半ばになるとニシンの不漁が続き、数の子は高価な食品となった。そのためスルメに昆布の割合が増し、スルメと昆布のみを漬け込んだものも増えていった。味付けも、味覚の好みの変化もあって醤油や醤油を主体に配合した調味液によるものへと移っていった。

命名の起源については、北海道産であるマコンブの通称が松前昆布(「まつまえ」)なことから、昆布をもちいた料理には「松前」を冠して多くのネーミングがされたという(松前鮨・松前煮・松前蒸・松前巻など)。

いかにんじんと同じように早漬けするために、乾物をボイルして作るレシピも存在するが昆布の粘りやスルメの旨味が抜けるため本来の味は出ない。また市販品にも同様の作り方をする似て非なるものも存在する。

海の幸の旨味のたまらない人気のお漬物ですが、今では全国的にもメジャーになり、他県でもおせちに加えたり、日常の食卓のお供になっていたり、かなり一般化されたお漬物となっております。
なんなら、北海道発祥であることも知られていないくらい各地のご家庭にも溶け込んでいる模様です。



また、北海道名物としては、同じく松前の名を冠する漬物で、松前漬けほどのネームバリューはありませんが、

松前マグロキムチ

も密かな人気です(松前漬けほど有名ではないですが)。

少々歴史が浅いながら、ブランドマグロを用いた極上海鮮漬物です。

津軽海峡で揚がる天然の本マグロを鮮度が落ちる前に船上で活き〆にし国産の菜の花と一緒にキムチ漬けにしたのが、上野屋の本マグロキムチ。

本マグロの旨みとキムチの辛さに、菜の花の食感やほのかな大葉の風味が自慢のご飯の友で
テレビでも紹介されているという話題の名産品です。


松前マグロキムチとは?
松前マグロキムチは、北海道・松前産の新鮮なマグロをキムチのタレに漬け込んだ、風味豊かな一品。マグロの濃厚な旨味とキムチのピリ辛さが絶妙にマッチし、ご飯のお供やお酒の肴として大人気です。

なぜ松前マグロ?
新鮮さ: 松前はマグロの水揚げ量が日本有数で、新鮮なマグロが手に入りやすい地域です。
脂の乗り: 松前産のマグロは脂の乗りが良く、とろけるような食感が楽しめます。
地域性: 松前地方ならではの食材や調味料と合わせることで、独特の風味を生み出しています。

美味しさの秘密
マグロの選び方: 脂の乗りが良い赤身や中トロが一般的ですが、お店によっては部位や種類が異なる場合があります。
キムチのタレ: 唐辛子、ニンニク、ショウガなどの香辛料に加え、果物や魚介の出汁などを加えることで、奥深い味わいを引き出します。
熟成: 漬け込む時間によって味が変化します。短時間漬け込むとマグロの味が際立ち、長時間漬け込むとキムチの味が染み込みます。

楽しみ方
そのまま食べる: ご飯のお供としてはもちろん、お酒のアテとしても最適です。
アレンジ料理: パスタや炒め物、ラーメンなど、様々な料理に活用できます。
トッピング: 冷麺や豆腐、サラダなどにトッピングして、風味をプラスするのもおすすめです。

購入できる場所
通販サイト: 特産品を取り扱う通販サイトや、北海道のオンラインショップなどで購入できます。
百貨店: 地元の百貨店や物産展などで販売されていることがあります。
産地直売: 松前町内の直売所や道の駅などでも手に入る場合があります。

松前マグロキムチは、北海道・松前の豊かな海の幸とキムチの旨味が融合した、魅力的な一品。ご飯のお供はもちろん、様々な料理にアレンジできる万能調味料としても活躍します。ぜひ一度、ご賞味ください。